日本初の国際AI映画祭として注目を集める「AI日本国際映画祭2025」が、2025年11月2日(日)・3日(月・祝)に東京都・Tokyo Innovation Base(TiB)にて開催されます。
本映画祭は、人間の表現と人工知能が融合する創造の最前線を探求し、AIを代替手段ではなく「創造的ビジョンを拡張する補完的な力」として捉え、ストーリーテリングの新たな可能性を発信する場です。
その公式セレクションとして、AI映画『flower ― すべてはここに在る』の上映が決定。本作は2025年9月のバリ国際AI映画祭「Bali International AI Film Festival」で審査員賞と観客賞のダブル受賞を果たし、ハリウッドの「Neu Wave AI Film Festival」ではセミファイナリスト、カンヌの「Cannes World Film Festival」では受賞候補(ノミネート)作品として選出されるなど、日本発のAI映画として国際的な評価を拡大し続けています。
AI日本国際映画祭2025について
AI日本国際映画祭2025は、AI技術と映像表現の融合をテーマに掲げた、日本初の国際AI映画祭です。
2025年11月2日(日)・3日(月・祝)の2日間、東京都のTokyo Innovation Base(TiB)を舞台に開催される本映画祭は、映画制作者、AI研究者、クリエイター、文化リーダーなど、多様な分野の専門家たちが集い、人とAIが共に創り出す物語の新しい形を提示します。
世界各国から応募された約400作品の中から選出された約70作品が正式上映され、AIによる多様な映像アプローチが披露されます。作品群はエンターテインメントを超えて、社会、環境、記憶、意識といったテーマを通し、AI時代のストーリーテリングの可能性を体現します。
本映画祭が目指すのは、AIを単なる制作ツールではなく「創造的ビジョンを拡張するパートナー」として捉え、人間の感性とテクノロジーの融合から生まれる新たな映画文化を創出すること。
主催は一般社団法人AI日本国際映画祭、代表理事は池田裕行氏。後援にはデジタルコンテンツ協会(DCAJ)、協賛にはデジタルハリウッドが名を連ねています。
アート・テクノロジー・教育が交差する場としても注目され、「物語から始まる未来」をテーマに、AIと人間が共に創造する次代の映像文化を発信します。
上映作品『flower ― すべてはここに在る』について
本作は、AI日本国際映画祭2025の「H — セレクション & 日本人作品」部門にて、11月3日(月・祝)13:00より上映予定です。
短編映画『flower ― すべてはここに在る』は、セミが地上でわずか七日間しか生きられない儚さを象徴に据え、老女の夏の日々を静かに紡ぎ出します。
毎日ひとつずつ咲く花は命の輝きとして季節を彩り、やがて夏の終わりとともにすべては土へ還り、新たな巡りが始まります。
日本の自然信仰や輪廻転生、アニミズムの視点を通して、命の循環とその神聖な美しさを詩的に描いた作品です。
本作の奥底に込めた想いは、たとえ死によって大切な存在が消えても、この世界の全体は減じることなく、すべては常にここに在るということ。
その想いが届き、誰かの心の重さが少しでも軽くなる瞬間が訪れることを願っています。
そして、すべての命は散りゆく花のように儚く、同時にかけがえのない尊さを宿している――。
AI技術を“創造的パートナー”として活用し、人と自然、そして存在の循環を詩的に描き出したこの作品は、AI時代における映像表現の新たな可能性を提示します。
■ 受賞・選出歴
Bali International AI Film Festival(バリ国際AI映画祭) – 審査員賞・観客賞 2冠受賞
AI日本国際映画祭2025 – 公式セレクション
Neu Wave AI Film Festival(米・ハリウッド) – セミファイナリスト
Cannes World Film Festival(仏・カンヌ) – 受賞候補(ノミネート)
AI Film and Art Festival(米・アリゾナ州) – 公式セレクション
Red Rocks AI Film Festival(米・ユタ州) – 公式セレクション
監督・制作背景について
AI映画監督・谷田裕紀は、日本の自然信仰やアニミズムの精神に深い魅力を感じています。
山や川、稲穂や風といった自然のすべてを神聖な存在として敬い、日々の暮らしの中で調和を大切にしてきた日本の文化――。その精神性を海外の人々にも伝えたいという想いが、短編映画『flower ― すべてはここに在る』の原点にあります。
本作の着想は、監督がオーストラリアで生活していた時期に芽生えました。
異国の地で過ごすなか、観光地ではない日本の田園や神社、夏の夕暮れといった原風景が強く心に浮かび、「日本の精神的な美しさ」を映像として残したいという願いが生まれました。
近年のAI映像技術の進化により、これまで困難だった繊細で写実的な映像表現が可能となり、監督はAIを“創造的なパートナー”として制作に取り入れました。
『flower ― すべてはここに在る』では、AIの再構成力と人間の感性を融合させることで、日本人の記憶に刻まれた風景をリアルに再現し、世界の観客に“存在の美しさ”を伝えることを目指しています。
監督は、AIと人間の共創をテーマに、命、自然、そして意識のつながりを探求する作品を発表しており、現在はAI映像制作会社DOT SCENEの代表として、AIを活用した映画制作・ブランドフィルム・アート表現など、テクノロジーと感性が融合する新たな映像文化の創出に取り組んでいます。
谷田 裕紀(Hironori Tanida)
AI映画監督 / DOT SCENE合同会社 代表
1991年、日本生まれ。人間とAIの協働から生まれる新しい映像表現を探求するAI映画監督。世界の在り方、生と死の循環、存在の奇跡、人の内に芽生える意識の揺らぎに関心を寄せる。「人間とは何か」「意識とはどこから生まれるのか」という根源的な問いを軸に、詩的で哲学的な映像世界を描き出す。AIを“共に創る存在”として捉え、映画を通じて人とAIの共創から生まれる物語を国際映画祭やアートシーンへ発信している。
監督 谷田裕紀 公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@HironoriTanida.aifilm
AI映像制作会社DOT SCENEコーポレートサイト:https://dotscene.co.jp
イベント概要
AI 日本国際映画祭 2025
(英語表記:AI Film Festival Japan 2025)
🎟️ チケット購入・詳細はこちらから
AI日本国際映画祭2025 公式サイト
(AI日本国際映画祭2025 公式サイトへ移動します)
開催時期
2025年11月2日(日)・3日(月・祝)
主催 / 後援
主催:一般社団法人 AI日本国際映画祭
後援:一般社団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)ほか
開催場所
Tokyo Innovation Base (東京都千代田区丸の内3-8-3)
